ブログ
May 7, 2020

【ブログ】手織りと機械織り

手織りと機械織りについて

テキスタイルにもいろいろな種類がありますが、その織り方には大きく分けて2つの種類があります。「手織り」と「機械織り」です。

織物は、たて糸とよこ糸を交差させながら織ることで、糸から布になります。この「織る」という工程を効率よく行うために、人類が考え出したのが「織機」です。

織機にもさまざまな種類がありますが、基本的な動きはどれも一緒です。たて糸を張り、間によこ糸を通し、交差させて組み込んでいく動作を繰り返します。こうすることでひとつの布へとなっていくのです。

「手織り」とは、この一連の動作を織機を使いながらも、手作業で行う織り方です。地面に杭を打ってたて糸を張る地機(じばた)や、腰にたて糸を巻いて織る腰機(こしばた)、そして日本各地の織物産地でも現役で使われている高機(たかはた)などの人力織機を使って、織っていきます。当然、時間も手間もかかりますが、やわらかく風合いのある生地になるのが特徴です。MONPEでもごく一部ですが、久留米絣の藍染手織りの生地や、グアテマラの絣生地などがあります。

対して「機械織り」とは、モーターなどの動力で織機を動かす織り方です。1785年にイギリス人のエドモンド・カートライトがつくった「力織機(power loom)」をきっかけにして広まり、産業革命を主導するまでの存在となります。動力織機の台頭で、手織りの人力織機は工芸品や伝統産業などでのみ使われる、希少な存在となっていったのです。この数百年で織機技術も大幅に発展し、エアージェットやウォータージェットなど、超高速のハイテク織機なども登場しています。(※動力織機の歴史や特徴については、別ブログで紹介します)

現代の洋服などに使われる布のほとんどは、機械織りの織物がほとんどです(もちろん機械織りといっても、昔ながらの力織機からウォータージェットまで種類は幅広くあります)。手織りは、ごくごく一部の産地や作家物として残っている貴重な存在です。

久留米絣や博多織など、手織りと機械織りが産地に混在している場合もありますし、琉球絣のように手織りのみの産地もあります。逆にもともとは手織りだったけれども、機械織りに完全に移行した産地もあります。「手織りと機械織り」という視点から、改めて産地や生地をみて、体感として比べてみると新たな発見があるかもしれません。

○MONPEを通して生地・産地を知ってほしい  

うなぎの寝床では、こうした生地や産地のことを、体感から知ってもらいたいという思いで、MONPEという型を通して伝えていく活動をしています。意外と身近なところで作られているテキスタイル。実際に身につけることで、その特徴や良さを知ってもらえたら嬉しいです。 

MONPEのコンセプト:http://monpe.info/?page_id=35 

MONPEの種類:http://monpe.info/?cat=5 

MONPEの通販:https://bit.ly/2QRHuLh

※サムネイル画像クレジット:
Model: 翔工房 田篭みつえ
Photographer: 藤本幸一郎

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Apr 23, 2020

【ブログ】織物と染物

テキスタイル:織物と染物の違いとは?

布としてのテキスタイルには、日本語でも「染織物」という言い方がされるように、大きく分けると「織物」と「染物」という2つの種類があります。

織物」は、たて糸とよこ糸を交差させながら織っていくことで、糸から布へと変わっていくプロセスです。糸から染めたり、織りながら柄を生むなどして、主に織り上がった時点で完成となるテキスタイルが織物です。MONPEで使っている生地・産地でいうと、久留米絣・会津木綿・遠州織・播州織・南風原花織(デザインコラボ)などが、このタイプです。他にも、西陣織・博多織・大島紬などの産地があります。

風合いや柄をつくるための織物の技法は実に幅広く、先染めの糸を何色も使い分けて縞模様(ストライプ)を作ったり、織り機の構造を生かして経糸を部分的に上げたり下げたりして立体的な組織織りで柄を作ったり、絣のように織る前の糸をくくって染め分けて柄を作ったりなどがあります。もちろん糸の素材(綿・絹・麻・芭蕉・葛)や、糸の太さによっても大きく風合いや用途が変わります。

染物」は、織りあがった時点ではまだ未完成で、そこから染めたり模様を描いたり、プリントしたりするテキスタイルのことです。染料の種類(藍染・泥染・草木染め・化学染料等)と、染め方の技法(型染め・印染・筒描き・絞り染め・板締めなど)の組み合わせで産地や作り手ごとの特徴があらわれます。

MONPEで使われている生地でいえば、奄美大島(原絹織物)の泥染、宝島染工の藍染・墨染、よつめ染布舎の型染め、有松鳴海絞りの絞り染めの技法などが、染物に分類される生地・産地になります。他にももちろん、京都の友禅や沖縄の紅型、大漁旗で使われる印染などの産地や技法も存在します。

※もちろん、染物となる生地を織る織物産地(丹後ちりめん)や生地なども存在しますので、あくまでも織物の最終加工としての「染物」としてご理解ください。

※テキスタイル(Textile)という言葉も、厳密にいうと織物のことをさしますが、ここでは一般名称としてファブリック(布)と同義で使用しています。

○MONPEを通して生地・産地を知ってほしい

うなぎの寝床では、こうした生地や産地のことを、体感から知ってもらいたいという思いで、MONPEという型を通して伝えていく活動をしています。意外と身近なところで作られているテキスタイル。実際に身につけることで、その特徴や良さを知ってもらえたら嬉しいです。

MONPEのコンセプト:http://monpe.info/?page_id=35

MONPEの種類:http://monpe.info/?cat=5

MONPEの通販:https://bit.ly/2QRHuLh

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Nov 3, 2019

【NEWS】大きいサイズ増えました。現代風もんぺの2L・3Lサイズ登場。

細身のカタチの「現代風もんぺ」。これまでS・M・Lサイズの3つでしたが、2L・3Lサイズを本格的に定番としてつくることになりました。

色柄は限定になりますが、無地(ネイビー・グレー・ベージュ)、ずらしストライプ(グレー・ブラック)、MIYATAストレッチ(グレー、ネイビー、ライトブルー)の8種類となっています。ストレッチは、伸びがあるのでさらにサイズにも余裕が出ます。

幅も長さも長くなっているので、大きめサイズを探していた方、背が高くて長さが足りなかった方、とにかくゆったり穿きたい方、ぜひ一度お試しください。

通販でのご購入はこちらから→https://bit.ly/2Z72bXV

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Feb 7, 2021

【EVENT】MONPEイベント情報

MONPEの最新イベント情報をお送りしています。

MONPEをはじめ、HANTEN、KATA-Tシャツ、久留米絣のためのハンカチなど、うなぎの寝床が産地の作り手とつくるオリジナル商品を、手にとって見ていただくことのできる、全国各地のお店や会場でのイベントです。

ぜひ実際に足を運んでみていただき、生地や産地に触れ、体感して見てもらえたら嬉しいです。

2021.2.7 時点

//// 現在開催中のイベント ////

【東京】
◯ 代官山蔦屋書店
住所:東京都渋谷区猿楽町17−5
会期:1月11日(月)~2月14日(日)
https://store.tsite.jp/daikanyama/

_________________________________
//// 今後開催予定のイベント ////

【鹿児島】
◯ D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA
住所:鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4階
会期:3月4日(木)~ 4月6日(火)
https://www.d-department.com/ext/shop/kagoshima.html

【沖縄】
◯ D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWA STANDARD
住所:沖縄県宜野湾市新城2-39-8
会期:3月4日(木)~ 3月29日(月)
https://www.d-department.com/ext/shop/okinawa.html

【東京】
◯ knulpAA
住所:東京都練馬区石神井町1-21-16
会期:3月6日(土)~ 3月14日(日)
https://knulpaa.com

 

//// UNA関連イベント ////
※UNAとは:旅行・出版・研究を担う(株)UNA Laboratories (通称ウナラボ)が刊行する日英のトラベル・デザインマガジン”Travel UNA”。
https://unalabs.jp

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